視界のなかに黒っぽい濁りのようなものが見える
眼球の内部の透明な部分(硝子体=しょうしたい)に急激な変化がおこり、内部に濁りが発生すると、その濁りの影が眼底に投影されるようになります。この影を自覚するようになるのが飛蚊症で、害のあるものとそうでないもの(老化現象にともなう生理的なもの)にわけられます。 外見上の変化は、ないはずです。もし充血などの問題があれば、早めに眼科へ!
飛蚊症は、網膜剥離の前段階のことがあります。(害のある飛蚊症)
なるべく早めに眼科を受診してください。
問診3 があてはまる場合には、網膜を引っ張る力が働いているかもしれません。 この症状は光が見える症状と書いて、光視症(こうししょう)と呼ばれます。片目ずつ完全に隠して、飛蚊症以外に視野の欠けや暗く見えるような部分がないかどうか、良い方の目と比べてみてください。もし、視野に異常がある場合には、網膜剥離や眼底出血の可能性もあります。必ず直ちに眼科で検査を受けてください。
網膜に傷がつく網膜裂孔(もうまくれっこう)、網膜の血管に傷がついておこる出血=硝子体出血、網膜の血管からの網膜出血などの場合には、やはり飛蚊症がおこるのですが、自覚症状だけで、害のない飛蚊症との区別をすることは非常に難しいのです。
とにかく早めに眼科で精密検査を受けてください。
八王子友愛眼科
宇津木友愛眼科