屈折矯正

ICLの特徴

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、眼の中にレンズを挿入することで屈折異常を矯正する方法です。角膜を削る屈折矯正と比較して切開創が小さく、術後ドライアイの発症するリスクを軽減します。角膜を削らないため、万が一の場合はレンズを取り出して元の状態に戻すことができます。有水晶体後房レンズ、フェイキックIOL(Phakic IOL)、有水晶体眼内レンズともいわれる手術です。
対象は21歳からですが、ご不明な点は執刀医にご相談ください。

5つの特徴

1.色鮮やかな見え方

角膜を削ることなく眼内のレンズで近視を矯正するため、コントラスト感度の低下がなく、色鮮やかな見え方を実感できます。

2.幅広い矯正範囲

角膜を削ることができない「強度近視の方」「角膜厚の薄い方」「角膜形状不正の方」にも利用できます。
※術前検査の結果により、適応ではない場合があります。

3.長期安定性

1997年から欧州で開始し、世界70ヵ国以上で700,000眼以上に使用されています。初めて埋植されてから17年以上の長期実績があります。レンズは特別な手入れをしたり取り出したりする必要はなく、半永久的に眼内で安定します。

4.ドライアイリスクの軽減

角膜を削る屈折矯正ではフラップ作成による一過性の角膜知覚低下でドライアイを生じますが、ICLは切開創が小さいため、術後ドライアイの発症するリスクを軽減します。

5.紫外線ブロック

レンズに紫外線吸収剤が含まれているため、紫外線A波・B波をブロックできます。(サングラスの代わりにはなりません)

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術

適応検査

ご予約制となりますので、事前にお問い合わせください。
まず、簡単なスクリーニング検査を受けていただきます。
検査結果を施術医である今野医師で確認し、手術適応であれば、手術前検査の日程をご相談させていただきます。

手術前検査

手術の前に、ICLが安全に施術できるかどうかの検査を熟練された視能訓練士にて実施します。
視力や近視、乱視、角膜、白内障、緑内障、網膜疾患の有無などを細かく丁寧に検査します。
手術前検査には2時間半程度お時間を要します。

コンタクトレンズを検査の前に一定期間外しておいていただく必要があります。
コンタクトレンズ装用中は、角膜を圧平するため、近視・乱視・眼球の状態が一時的に変形しています。
術後視力不良を防ぐために大切なお願いです!

ハードコンタクトレンズ:適応検査 3週間前から
ソフトコンタクトレンズ:適応検査 1週間前から
ただし、乱視用(トーリック)ソフトコンタクトレンズは2週間前からになります。

検査終了後から手術までの期間は、コンタクトレンズを使用できます。

診察とカウンセリング

検査が終了したら、執刀医である今野医師が診察をさせていただきます。
手術が安全に施行できると判断したら、担当者によるカウンセリングを受けていただき、施術日などを決定していきます。
すべての検査、診察が終了したら、レンズを発注します。
レンズの度数により、2週間から最大2か月のお時間がかかります。
手術日まではコンタクトレンズの使用は可能です。

レーシックとICLの比較
LASIK ICL
角膜の形状や
厚みに依存
×
矯正範囲 +4.0 ~ -8.0D -3.0 ~ -18.0 D
紫外線ブロック ×
安定性
元に戻せる ×

手術方法

角膜を削らない屈折矯正手術です。
当院ではスターサージカル社のhole ICLを採用しています。

点眼麻酔をします。

3mmの切開創から挿入します。
3mmの切開創から挿入します
眼内でゆっくり広がります。
眼内でゆっくり広がります
支持部を虹彩の後ろに挿入します。
支持部を虹彩の後ろに挿入します
執刀医は理事長の今野公士が担当致します。
執刀医は理事長の今野公士が担当致します。

執刀はICLインストラクター(指導医)である理事長の今野が担当いたします。

手術後の生活について

手術後の生活について

手術後の定期検査について

手術の翌日は大切な診察です。必ずお越しください。
その後は経過により医師の判断で診察日をご案内させていただきます。
基本的には手術後1週間目、2週間目、1ヶ月目、2ヶ月目、6ヶ月目が検査の目安です。

ICLは白内障のリスク?

ICL(眼内コンタクトレンズ)は白内障のリスクを高める?

ICL(眼内コンタクトレンズ)は眼内に移植するコンタクトレンズのようなもので、近視や乱視などの屈折異常を治療する医療用具です。レンズを瞳の裏側の後房と呼ぶ位置に固定するので、「有水晶体後房レンズ」あるいは「有水晶体眼内レンズ」ともいいます。
屈折異常の治療法では、角膜にレーザーを照射するレーシックがよく知られていますが、レーシックが矯正できる屈折異常の範囲には限界があります。ICL(眼内コンタクトレンズ)では角膜を削る行為を必要としないので、レーシックの適用できない近視の治療法としてはとても優れた治療法です。当院でも、レーシック適用外の方のためにICL(眼内コンタクトレンズ)手術を導入しています。

さて、このICL(眼内コンタクトレンズ)の手術に関してちょっと気になる論文が出されましたので、簡単にご紹介しておきます。
JAMA Ophtalmology誌2016年3月号の論文ですが、1998年から2004年の間にV4モデルというICL(眼内コンタクトレンズ)を挿入された患者さまでは、水晶体混濁発生率が高く、53眼のうち18眼が白内障手術を受けていた…というショッキングな調査結果です。

「えー!ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は怖いの⁈ 」

ご安心ください。この調査では、二つの問題点がありました。

一つ目は、調査対象とした患者さまの年齢です。登録時の年齢(手術を受けた当時の年齢です)が、平均年齢38.8±9.2歳でした。最も若い患者さまは、30歳ちょっと手前の年齢になりますが、レーシックに比べて費用が高いICL(眼内コンタクトレンズ)手術は手術を受けた患者さまの年齢が高めなのです。最高年齢は38.8+9.2歳ですから48.0歳という事になりますね。この方は10年後には58歳になっています。この年齢の方では、ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けていなくても、白内障手術が必要になっていた可能性が高いのです。従って、高年齢の方がICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受ければ、白内障の発生率や白内障手術を受けた比率が高くなってくるのは当然、予想される結果なのです。

二つ目は、調査対象となったICL(眼内コンタクトレンズ)のモデルです。V4と言うのは、すでに改良されている現在のモデルと異なり、房水(眼内の栄養や酸素を運んでいる)の流れを阻害する可能性が指摘されていて、白内障や緑内障を引き起こしやすいことが懸念されていた製品でした。このため、新しいV5というタイプのICL(眼内コンタクトレンズ)が開発され、緑内障、白内障の発生率が極めて低くなったと言われています。
当院では、この新しいV5モデル(眼内コンタクトレンズ)が使えるようになったので、ICL(眼内コンタクトレンズ)手術をスタートしました。術前に十分な検査を行い、厳格な基準で手術適応を決めておりますのでご安心ください。

よくある質問

老眼は治りますか?

A. 残念ながらあなたが45歳以上だと少し手元がみづらい感覚がでます。そして、50歳を超えるようになると、老眼鏡が必要になることが多くなります。*詳細は個人によって変わりますので、適応検査時に施術医にお問い合わせください。

将来白内障などの病気になったらどうすればいいのでしょうか?

A. このレンズの特徴は取り出す事が容易にできることです。もし、白内障手術や網膜剥離などの手術をすることが起きたら、取り出せます。つまり、手術前の目の状態に戻すことができるのです。ここがこのICLの利点です。

妊娠・授乳中でも受けれますか?

A. 妊娠、授乳中は視力が変動するので手術はできません。

レンズはわかりますか?

A. ICLには孔があるので、そこから光がはいってきて自身が気づくことは稀にあります。他人からは一切気づかれません。

ハロー・グレアとは?

A. 暗いところで明るいライトなどを見たときに光の周りににじんだ輪が見える現象をハロー(光輪症)といいます。グレアーは、ギラギラ光ってとても眩しい症状のことをいいます。施術後数ヶ月気づくことがありますが、自然と気にならなくなることが一般的です。

手術は痛いですか?

A. 特別な目薬の麻酔と、前房内麻酔(術中に眼内に入れる麻酔)をしますので痛みはありません。ただし、術中に眼球をすこし押されるような感覚はあります。また、ICLを眼内で回転するときにチクッとする感覚を覚えることがありますが問題ありません。

費用は公的医療保険の対象ですか?

A. 公的医療保険の対象ではありません。

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