FAQ

ドライアイ

ドライアイの最新治療(IPL)について教えてください。

A. マイボーム腺機能を回復させる事で涙液の蒸発を抑えるドライアイ治療法が注目されています。2020年7月22日放送のNHKの番組「ガッテン!」でも取り上げられていました。

マイボーム腺は涙液の蒸発を抑える効果がある油成分を分泌する脂肪分泌腺です。この脂肪分泌腺は、上下の瞼の睫毛の生え際に存在します。主に加齢とともに機能が低下してくるので、油成分の分泌も少なくなります。中高年に多い蒸発過剰タイプのドライアイはマイボーム腺機能の低下が関係しています。

マイボーム腺の機能を改善するための治療法として最近注目されているのがIPL治療です。 IPLは美容皮膚科領域では女性のシミの治療や医療脱毛に応用されている光線治療器で、安全性が確立されています。ドライアイのためのIPL治療は、特定の波長の光線を皮膚に当てる事でマイボーム腺に関係する血管の血流を改善します。

軽度のマイボーム腺機能低下の場合には、タオルを使ったホットパックを続けるとマイボーム腺に詰まった油成分が排出される事で症状が驚くほど改善すると言われています(下記のリンクを参照 )が、高度な機能低下では効果が期待できません。
タオルホットパックでも改善しないような、中程度以上のドライアイの場合には、IPL治療をお勧めします。 まぶたを見れば一発判明!疲れ目乾きに真・癒やしワザ NHK 「ガッテン!」2020年7月22日(水)午後7時30分放送

http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20200715/index.html

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