レーシック( LASIK )後のぼやけはどの位続きますか?
A.レーシック後のぼやけは、いくつかの原因が考えられます。その原因によってもぼやけて見える期間が異なりますので、原因別に回答します。
レーシックでは、角膜の表面を覆う角膜上皮を剥がす必要はありませんが、手術の際の角膜乾燥など術中の物理的な刺激を受けて一時的な細かい傷である点状表層角膜炎が発生します。 このような傷であれば、遅くとも数日で完治しますので、その時点でぼやけが解消します。 もともとドライアイがあって、角膜の表面に傷があった場合には、これが再開してしまうと長引く可能性もあります。術後に処方される点眼薬をきちんと決められた通りに使用するようにしましょう。
乱視がある方の場合、レーシックでは乱視も消えるように施術を行いますが、角膜の状態が安定するまでの間は乱視矯正効果も安定せず、微妙な乱視が残る事があります。また、乱視だけでなく、同様な理由で過矯正の状態が続く場合があります。この様な一時的な屈折異常が原因であれば、安定するまでに1ヶ月ぐらい続く可能性があります。
矯正効果が不足したためにぼやける感じが収まらない場合には、屈折状態が安定した後で追加矯正を行う場合もあります。
VDT症候群と対策について教えてください
A.VDTとは、visual display terminal の略で、パソコンの画面など映像を表示するディスプレーを示す言葉です。この様なディスプレーを見続ける業務に従事していると、長時間の作業のために眼の疲れや乾燥などの障害を起こす事があります。ディスプレーを見る作業で生じた障害をVDT症候群と呼びます。
眼科ドックについてドライアイや緑内障などの病気を早期発見するため、40歳を過ぎたら眼科ドックを受けた方がいいと言う記事を読みました。この様な検査はどこの眼科でも受けられるのですか?
A.眼科の専門ドックについては、どこの眼科でも実施している訳ではありませんし、眼科ドックを標榜している病院はまだ、数多くありません。
ドライアイだと言われています。点眼を処方して貰っていますが、あまり調子が良くありません。点眼以外の治療法について教えてください。
A. 一般にドライアイは涙の分泌量が少なくなる病気と考えられていますが、実は涙が少なくなる分泌減少タイプの他に角膜の表面の水分の蒸発が過剰になる蒸発過剰タイプや、その両方が関係しているタイプもあります。
ドライアイの最新治療(IPL)について教えてください。
A. マイボーム腺機能を回復させる事で涙液の蒸発を抑えるドライアイ治療法が注目されています。2020年7月 日放送のNHKの番組「ガッテン!」でも取り上げられていました。
八王子友愛眼科
宇津木友愛眼科