角膜に関わる治療

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治療的角膜表皮切除術(PTK)

角膜の役割とは?

目の一番前にある透明な組織で、レンズの役割を持ち、光の取り入れ口になっています。角膜の濁りは眼内に入ってくる光を妨げ、視力を低下させます。
また、表面は涙液で覆われていて、角膜には血管がないため、涙液や周囲の血管から栄養を取っています。

治療方法

濁りは薬剤治療では改善できず、物理的に取り除かなければ視力は改善しません。
そこでPTKは、エキシマレーザーという角膜を削ることができるレーザーを照射して、角膜の表面に近い濁りを取り除いて、視力の向上をはかります。
治療方法

手術の適応

角膜ジストロフィ

角膜ジストロフィは、遺伝性、両眼性、進行性、限局性に角膜混濁を来す非炎症性の疾患であります。角膜混濁は、遺伝子変異によって変質した蛋白質が沈着したためと考えられています。混濁が瞳孔領にかかり、角膜表層に局在している症例が、PTKの適応となります。

角膜ジストロフィ

<角膜ジストロフィのPTK前後の前眼部写真>

帯状角膜変性症

帯状角膜変性症は、角膜上皮下にリン酸カルシウムが沈着し、角膜実質の表層部が混濁する疾患であります。混濁が角膜上皮下に局在するため、PTKの適応となります。

帯状角膜変性症

<帯状角膜変性症のPTK前後の前眼部写真>

  • PTKで治療できるのは角膜表層に濁りが存在するようなケースだけで、深層に濁りがある場合には角膜移植手術が必要となります。

PTKで使用する検査機器のご紹介

当院では最新の検査機器を積極的に導入し、精度が高い診断ができるように努めています。

よくある質問

先日、角膜が濁っていると指摘されました。治療したほうがいいのでしょうか?

角膜に濁りがあると視力を低下させる可能性があるので、治療が必要となる場合があります。

角膜の濁りをレーザーで取り除く治療法があると聞きましたが、どの様なものですか? 健康保険は適用されますか?

A.角膜の濁りを取り除くレーザー治療を治療的角膜切除( PTK )と言います。角膜の中心部に濁りがあると眼の奥まで光が正常に届かない為に視力が出ません。この様な濁りをレーシック手術に使用するレーザー装置を使って取り除くのがPTKです。

角膜混濁はレーシックで取れるのですか?

A. 角膜の表層の混濁は、レーシックの治療で使われるエキシマレーザーを使うPTK(治療的角膜切除 )で治療できる場合があります。しかし、これは混濁が角膜の表層にある場合が治療対象となります。また、レーシック手術とは異なり角膜の蓋となるフラップを作成しません。

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