屈折矯正

屈折矯正手術LASIK(レーシック)について

近視や遠視、乱視といった屈折異常は眼鏡やコンタクトレンズの様な屈折矯正具で補正することができますが、人によってはライフスタイルに合わないことがあります。職業上の理由で眼鏡やコンタクトレンズが使えないあるいは美容上の理由で眼鏡が使えないが、コンタクトレンズではトラブルが多く使用できないなどの問題を抱えている方がたくさんいらっしゃいます。

このような人々のために、矯正用具を使わないでクリアな視界を確保する目的でエキシマレーザーによる屈折矯正手術が開発されました。現在、私達が提供する屈折矯正手術は、フェムトセカンドレーザーを使ったフラップ作成とエキシマレーザーを組み合わせた安全性と精度に注力した 《レーシックを超えた屈折矯正手術》です。

理事長自らレーシックを体験

レーシックは即効性のある治療法です。じつは私自身もレーシックを受けているのですが、術後から10分程度で、それまでなら見えなかった距離に置いてある壁掛け時計の針が、はっきりと見え感激したのが印象的でした。眼鏡もコンタクトも必要とせず、裸眼のままで快適な生活が送れるようになり感動的な体験でした。

私は勤務医時代、数万件に及ぶレーシック手術を手がけてきました。当時から精密な検査結果に基づいた適切な治療選択を徹底し、術後のフォローもきちんと行ってきました。屈折矯正手術は安全で効果的な手術ですが、よりよい結果を得るためにはご自身が手術について十分に理解してから手術に臨むことが非常に大切です。

眼科医やコンサルタントから手術の具体的な方法・回復の予測、合併症や副作用の可能性などについて正確な情報を提供させていただきますので、それを元に手術を受けるかどうか、じっくりとお考えください。

レーシック手術のリスク -賢い選択のために-

はじめに

レーシック手術のリスクは、避けようとすれば避けられるリスクと、手術の特性から避けられないリスクに分けられます。
避けられるリスクは、適応がない患者さまに無理にレーシックを行った場合や、不適切な機材の使用法を行っているなどレーシックを行う医師側の問題です。2010年に起きた銀座眼科事件に代表される様な感染トラブルや、レーシック手術専門院などで手術を受けた後のクレームやトラブルは、「患者さまの立場に立って手術を行う姿勢」があれば、避けられるものです。言い換えれば患者さまがしっかりと事前に調査し、また、知識を得た上で医師と話し合えば避けられた問題だったのかもしれません。当然ですが価格重視で術者や病院を選ぶ場合には、リスクが高くなります。
本当に信頼できる医師の選び方を含めてレーシック手術のリスクについて分かり易く説明しましょう。

自由診療とレーシック

レーシックのリスクについて説明する前にレーシックに適用されている「自由診療」と、レーシック業界の歴史について触れておきたいと思います。少し長くなりますが、レーシックのリスクを正しく理解する上で大切な問題なので、お読みいただければ幸いです。

レーシックと自由診療

レーシックは屈折異常を補正するための「手術」ですが、健康保険の定義では「病気」とみなされないため、健康保険診療での治療はできません。「メガネやコンタクトレンズでの補正が可能であるのに、患者さまの利便性を高める目的で受ける」という手術なので、自由診療で行う手術とされています。自由診療のクリニックは健康保険上の標榜科の制限を受けないため、眼科専門医院ではない美容外科クリニックでも参入ができることから、美容外科業界も参入しています。

レーシックバブルと美容外科業界

美容外科業界による「価格競争」や「宣伝合戦」により、2006年にレーシックバブルが起きました。2008年には国内でレーシックを受けた患者さまの件数は、年間45万件にもなりました。現在は年間1万5千件に過ぎないのですから、これはすごい数ですよね。
私もこの時期に多い日には1日150件のレーシック手術をしてきました。目の数は2つありますから、300眼を1日でオペしていたことになります。今でもあの頃は大変だったと思い出します。
しかし、この絶頂期の2008年はリーマンショックが起きた年でもありました。こうした不景気が起きると消費者のお財布の紐は翌年、またその翌年と徐々に締まってくるので、世の人たちはレーシックなどにはお金をださなくなりました。こうして金融や株式の業界と同様にレーシック業界もバブルが弾けてしまいました。

レーシックの衰退に追い討ちをかけた銀座眼科事件

バブルが弾けたといっても、レーシックを必要とする方は多く、当時でも、日本では年間30万件の手術が行われていました。しかし、バブル崩壊にさらなる追い討ちをかけたのが2010年に起きた銀座眼科事件です。連日報道されたので記憶にある方も多いかもしれませんが、レーシックの衰退の原因となった事件なので、すこし詳しく解説したいと思います。

レーシック施術では最初に角膜フラップというものを作成します。これは角膜のレーザーをあてて削る部分のところの上蓋みたいなものです。当時は、このフラップを作成する機械がケラトームという金属のブレード(刃)を使用しているクリニックが殆どでした。しかし、バブル崩壊後の価格競争のあおりを受けて、このケラトームの金属の滅菌業務をおろそかにしたレーシッククリニックがありました。滅菌が不十分な器具で手術を行うなどということは、まともな医師であれば考えられないことなのですが、ひとりの不心得な医者がいたために大変な問題が起きたのでした。

感染症が起きた角膜は白く濁り、軽度な場合でも「目がしみてみづらく眩しい」と訴える患者さまが多く出ましたし、視力が低下して失明状態になった患者さまが多発したのです。その患者さまを診察した他の病院の医師や保健所が調査したところ、ずさんな管理を行っていた銀座眼科が摘発されたのでした。この事件は世界にも類をみない多発感染症事件でした。

当院ではフェムトセカンドレーザーによるフラップ作成をしておりますのでご安心ください。フェムトセカンドレーザーで角膜フラップを作成する術式の特徴、メリットは後述します。

「レーシック難民」について

現在でもレーシックの利便性のみが強調されている過剰宣伝ぎみホームページを散見します。手術に対する正しい情報を知り得なかった患者さまが、自分の期待に沿わない結果が出たために思い悩み、「レーシック難民」となって問題になっています。このような背景から消費者庁が、安易にレーシック手術を受けずに、事前にしっかりと調べましょうと言うような情報を発信しました。たしかに、手術ですから稀に合併症を生じる事もあります。しかし、たいていの合併症は適切な対応をすれば問題なく改善されます。また、十分な説明を受けて判断すれば、避けられたトラブルもあったはずです。

しかし、ある大手美容クリニックでは手術前に診察する医師、手術する医師、そして術後診察する医師は別々です。術者から何も説明を受けていない、話が術前後で違う、術後症状における不安や不満があっても聞き入れてもくれない、という患者さまが誰にも相談できずに泣き寝入りしていました。

とはいってもそのような患者さまの症状は、「失明した」とか「感染症が起こった」というよう重篤な合併症ではありませんでした。「ドライアイが続く」、「少し近視が残っている」、「過矯正気味で眼精疲労がある」といった軽度な合併症の方が多かったようです。それでも施術クリニックに門前払いされてしまえば、当然患者さまは憤りを感じます。このような憤りをもった患者さまがネット上の投稿などで寄り集まり、こうした大手美容クリニックを相手取り集団提訴するという事件がおきました。提訴できた方はいいのですが、提訴できずにいろいろな眼科クリニックを受診する患者さまも当然います。一般の眼科医院を受診しても、レーシックに熟知している眼科医はほとんどいないので、経過観察しましょうとしか言われません。いったい自分の症状は誰が加療してくれるのか…と途方にくれたはずです。

こうした患者さまが増えてきたことから“レーシック難民”という言葉がいつの間にかできました。これはレーシックに限らず、まぶたの二重手術、豊胸手術などの美容外科手術難民と同じような図式なのです。

いろいろな問題がネットを賑わせていますが、患者さま本位の手術を実施している施設で手術を受けることができれば、本当は問題のない手術なのだと私は断言できます。レーシック手術は屈折矯正手術の中で、最も症例数が多く、安全かつ正確な近視矯正手術なのです。しかもレーシックの価格は、他の手術やコンタクトレンズなどの矯正手段と比べて高価ではありません。適応検査をしっかりと行い、手術の適応があると判断された方に手術をお勧めし、手術のデメリットを理解頂いた上で手術を選択していただく。そして、当院では、適応検査、施術、術後フォローも私一人がすべて責任を持って私が行っております。おかげさまで、当院でレーシックに関するクレームは一度もありません。

前置きが長くなりましたが、ここからが本題になります。

近視の戻りと不適切な矯正値

レーシックは角膜をレーザーで削り、角膜の厚みを薄くすることによって角膜の屈折を弱めて近視を矯正する手術です。角膜には常に内部から圧力がかかっていて、角膜が薄くなると、眼球内圧によって薄くなった部分が押され、角膜のカーブが戻ることによって再び近視化すると可能性があります。つまり角膜の削りすぎは、一時的には近視を矯正できても、角膜の変化によって効果が薄れてしまう可能性があるということです。

このため、手術前に角膜の厚みを正確に計測して近視を矯正するための十分な角膜の厚みがあるかどうかを判定しています。この検査の結果を軽視して無理なレーシック手術を行なった場合には、角膜の形状を維持する力が弱くなります。一般的に矯正量が少なめだった場合には、レーシックの追加補正手術を行うことは簡単なのですが、角膜の厚みが少ない場合には追加補正も行えないという事態が発生します。これはどういうことか、簡単な算数で説明します。角膜の厚さは平均な患者さまの場合、530μm(マイクロメートル)です。たった0.5mmの厚さですがこの530という数字が大事なのです。もし、あなたがソフトコンタクトレンズのケースに記載されている数値が《-6.00D》と記載されていたとします。これは、近視の度数になります。この近視を治すためには100μm角膜を削る必要があります。
フラップは通常100μmの厚さで作成します。従って、530(角膜本来の厚み)-100(フラップの厚み)-100(近視治すための削る厚み)=330μmです。つまり、いじっていない角膜の土台の厚みは330です。

レーシック手術のガイドラインには、250μmは残さなければいけないルールがあります。当院では、更に安全域を考慮して、300μm以上残すという独自のルールを決めています。この厳しいルールに照らしても、-6.00Dのあなたは安心してレーシックを受けることができます。
しかし、角膜本来の厚みが530ではなくて、あなたの角膜の厚みが470μmだったらどうでしょうか。470(角膜本来の厚み)-100(フラップの厚み)-100(近視治すための削る厚み)=270μmとなります。レーシックできなくはありませんが、当院ではおすすめしません。
また、例えば、あなたの近視が-10.00Dだとすれば、削る量は150μmになりますので、角膜の残りは、530-100-150=280になります。この場合には、レーシックはおすすめできません。

リグレッションについて

角膜はコラーゲンと言う弾力性のある成分でできていますので、削る量が深くなればなるほど、角膜の形が少しリバウンドして近視が若干戻ることがあります。これがいわゆる近視の戻り(regression:リグレッション)です。しかし、1.2の視力がリグレッションをおこしてもせいぜい0.6くらいまでの低下です。角膜厚に余裕があれば再手術はできます。そのためには適切な検査と適切な矯正値が必要なのです。

過矯正の問題

過矯正とは近視を減らしすぎて軽度の遠視にしてしまうことです。レーシック専門院の広告では、術後視力を1.5とか2.0になることを謳っています。ピント調節力が強い若い方の場合には、過矯正の場合でも良い視力を保てますが、年齢とともに調節力は低下してきますので、視力を維持できなくなるだけでなく、過矯正による症状がでてきます。

レーシックを受けたら「頭痛が出て止まらない」、「常に不快感がある」、「パソコンで作業すると目が疲れる」などの症状は、実はレーシックによる過矯正が原因であることも多いのです。このような過矯正を発生しないことも手術を担当する医師の使命であると私は考えています。

術後の不正乱視

円錐角膜のレーシックも行なってはいけない手術です。円錐角膜は、角膜の一部が薄くなって角膜が変形し、不正な近視と乱視が発生する病気です。通常はハードコンタクトレンズで矯正しますが、コンタクトレンズを外したいからとレーシックを受ければ、円錐角膜が悪化してしまいます。

美容外科系の屈折矯正院では、円錐角膜を見逃して(あるいは無視して)手術を勧める、という強引な経営方針の所もあります。例えば軽度の円錐角膜に対してクロスリンキングという円錐角膜の治療をレーシックと共に追加してする手術をする施設があります。角膜を強くするためと言われますが、このような強引な治療は学会でも報告されておらず世界でもなかなかありません。無論このような手術を行えば、手術の結果は悲惨なものになるでしょう。絶対に見逃してはいけない異常なのです。

円錐角膜に限らず、角膜後面にわずかでも異常が認められる場合にはレーシックを受けるべきではありません。角膜の適応検査の際に、角膜後面のカーブも検査して、レーシック手術の適応を判断すれば、このような問題は発生しません。

円錐角膜でコンタクトレンズ不耐性(レンズが使用できない)場合には、角膜に樹脂でできたリングを埋め込んで角膜のカーブを変える手術方法=ICR(角膜リング)があります。この手術は世界的にも実績のあるものですし、当院でも行なっており、多くの方に喜んでいただいている手術ですのでご相談ください。

フラップの異常

レーシック手術は角膜に「フラップ」という蓋を作って、フラップの下の部分の角膜を削る手術だということは、前にのべました。当院では、フェムトセカンドレーザーという機械を使って、正確で均一なフラップを作成するようにしていますが、いまだにケラトームという電動のカンナのような機械で削っている施設もあります。

前述した銀座眼科事件では、コストを下げるためにケラトームを使い、しかも器具の滅菌に水道水を使用していたと聞いています。そのため、セラチアなどの角膜感染症が拡大しました。ケラトームのブレード(刃)は使い捨てですが、その他の部分は使い回しをしますので、滅菌に問題があれば、フラップを綺麗に形成できないだけでなく、感染のリスクも高くなります。

ケラトームは精密な手術用の器具ですので、ケラトームの作動に異常があれば、フラップが作成できないだけでなく、矯正効果にも影響が出て、不正確な手術になります。例えばフラップがちぎれてしまうフリーフラップや、フラップが真ん中で裂けてしまいボタンの穴のようになるボタンホールなどがあります。

私も、ケラトームを使って手術を行っていた時代にはこれらの合併症を経験しておりますし、不可抗力ですから予測はつきません。そこでこのようなトラブルを解消する神器がフェムトセカンドレーザー(以下フェムト)によるフラップ作成です。

コストが高くなり、費用は高くなりますが、眼に触れる部分の器具は使い捨てで衛生的で正確です。フラップを作成する時間もわずか15秒と信じられない短時間ですみます。

万が一フラップ作成時にトラブルがあっても、フラップをめくらなければ翌日にはもとの正常な角膜に戻ります。ケラトームは踏んだら一発勝負ですが、フェムトセカンドレーザーでのフラップ作成は、何らかの原因で一度中断しても元にもどせるので比べ物にならないくらい安全です。

さらに、ケラトームでフラップを作成する場合は、精度の問題で120~160μmと厚く作成する必要がありますが、フェムトセカンドレーザーではコンピュータ制御で90でも120でも可能です。当院では強度近視症例で照射量が多いときは90で設定して行うこともあります。フラップをめくって厚みを器具(パキメーター)で測定してみるとその正確さに毎回驚きます。

当院では最新のiFSとよばれるフェムトセカンドレーザーマシンを購入しております。今の時代「ケラトームを使うレーシックは古くてリスクが高い」と言っても差し支えないと思います。

ドライアイの問題

ドライアイはレーシック術後によく発生する問題のひとつです。「手術前よりもドライアイは進行する」と言い切ってもよいくらいです。私もレーシックをうけていますが、10年経過した今でも1日2〜3回は人工涙液を点眼します。発生する(悪化する)ドライアイは、この手術が角膜の知覚神経を切断するため、知覚刺激による涙の分泌が減るためであると言われています。

レーシック術後のドライアイは、ほとんどの場合点眼のみで治療可能ですが、もともとドライアイがある患者さまの場合には、涙の排水口を塞ぐ涙点プラグ等の治療を行い、レーシック術後に十分に管理できるかどうかを術前に判断する必要があります。

なお、ドライアイとも関係がありますが、糖尿病がある方は、角膜の再生能力が低下していることがあり、再発性の角膜上皮障害を起こし易いので注意が必要です。

角膜の混濁について

レーシックの術直後、一過性に角膜が濁ることがあります。これは炎症反応にてむくんだだけですので適切な点眼治療を行えば問題ありません。問題はフラップ下の混濁です。炎症が強く砂ホコリのようなDLKとよばれる沈着物による混濁があります。多くはステロイド点眼にて改善しますが、DLKが強い場合は視力低下の原因になるので、術翌日か翌々日にフラップを再度めくって洗浄する処置が必要になります。また、ケラトームでは刃の金属粒子がフラップ下に認めることがありました。しかし、当院で使用している最新のフェムトセカンドレーザーを使用してからこのような合併症は一度も経験ありません。それだけ最近のフェムトは優秀だということです。

角膜の感染は怖い

レーシックの術後で最も怖い合併症が角膜の感染です。この場合も重症の感染を起こせば、角膜の混濁が発生し重篤な後遺症を起こします。感染を防ぐには、使い捨てる器具を適切に使用することと、滅菌して使う器具に関しては、十分に洗浄を行なった上できちんと消毒され管理されている器具を使って手術を行うことが第一です。そして、十分に消毒を徹底して手術にのぞむことが大切です。

当院では、眼内レンズ手術(白内障手術やICL手術)を安全に行うために、徹底した安全管理を行なっています。眼内レンズの手術は、レーシックとは異なり、眼内に直結する傷口を作成しますので、菌の感染が起きた場合の問題は深刻です。私達は眼内レンズ手術と同じレベルの安全管理でレーシック手術を受けていただける体制を整えております。
信頼できる眼科を選ぶことが、レーシック手術のリスクを避けるために大切だとお分かりですね。

夜間運転時の障害

グレアーとかハローという言葉をご存知でしょうか?夜間の暗がりで瞳が大きくなると、光がにじんで見えたり、方向指示信号の光などがぼやけて見えたりすることがあります。この現象をハロー・グレアーと言います。

レーシック手術は角膜を削る手術ですので、削られた部分と周辺の削っていない(照射していない)正常な部分との境界部で光学的な段差が出来ます。これがハロー・グレアーの原因になります。そこで照射する範囲のサイズ(直径)を大きくし境目をスムーズにすればハロー・グレアーを抑えることができますが、削る量が多くなるので、通常は行いません。

勿論、手術の直後には多少のグレアーハローが発生しますので、夜間の運転をされる方には注意が必要ですが、時間が経つにつれて症状は気にならなくなります。夜間に運転の機会が多いという方は事前に十分な相談が必要になります。しかし、当院ではi-designという個人の角膜形状に併せて収差を少なくして照射するオーダーメイドのレーシックをしております。この優れた照射方法により当院ではハロー・グレアーで不満を言われる方は現在までにおりません。

老化に伴う変化について

レーシックは屈折異常を修正し、正視(近視も遠視も乱視もない状態)にすることを目的としている屈折矯正手術のひとつです。遠方を見るためには、短時間で終わり大変効果のある手術ですが、老化に伴う影響を考慮しなければならないと思います。老化に伴う影響の一つはやはり老眼です。

私たちの目には水晶体という調節可能なレンズが備わっていて、オートフォーカスカメラのように距離に合わせてピントを調節してくれています。しかし、40歳後半になるとこの水晶体の機能が低下して調節力が低下してきます。これがいわゆる老眼です。「近視の人は老眼が遅い」といわれますがこれは誤りで、近視であってもこの年代に入れば調節障害は起こっているのです。そのため残った近視によって近くが見えているだけで自覚していないだけです。

メガネやコンタクトレンズで近視を矯正した状態では、遠方は見えません。これは、レーシックなどの屈折矯正手術を受けた方も同じです。ですから、40歳代でレーシック手術を受ける方には、「手術を受けると手元が見えづらくなる」ということをしっかりと理解していただく必要があります。

軽度の調節障害であれば、メガネを使わずにパソコン作業を行うことが可能ですが、疲れやすくなるのでパソコン用のメガネをご用意していただく必要があります。さらに年齢が進むと、白内障の問題も加わってきます。白内障が進めば、白内障手術が必要になりますが、レーシックを受けた方の角膜の屈折状態は手術を受けていない方とは異なるので、眼内レンズの度数を決めるために精密な検査を行って計算を行う必要があります。

当院では、このようなレーシック術後眼の白内障手術の症例をたくさん経験しておりますので、レーシックを受けた眼だから不都合があるという問題はありません。むしろ当院で行っているiLASIKでは、収差という角膜の歪みを考慮したカスタムメイドの治療を行っておりますので、レーシック手術後の眼だから不利ということはありません。

また、レーシック手術を希望されて受診された方に白内障が認められた場合には、レーシックをお勧めせずに白内障手術をおすすめするようにしています。

終わりに

以上、レーシック手術を受ける前に知っておくべきリスクについて簡単に説明しました。専門用語をできるだけ使わずにわかりやすく解説したつもりですがいかがでしょうか?レーシック手術のリスクについて、誤解が生じないように詳しく正確に説明しようとすれば、それだけで一冊の本が書けてしまうかもしれませんが、レーシックを受けるべきかどうかお悩みの方にこの記事がお役に立てれば幸いです。

当院で行なっているレーシック手術の特徴については、このホームページでも詳しく解説しておりますので【リンク】そちらも合わせてお読みいただければ幸いです。

インターネットの記事を検索すると、「レーシック難民」の方たちが、いろいろな体験やクレームを書かれていて、そのようなネガティブな記事が溢れています。しかし、レーシックの説明の部分にも私自身がレーシックを受けた経験【リンク】を書いていますが、適切なレーシックを受ければ人生は変わります。当院の理事長のお子さんも当院でレーシック手術を受けてコンタクトレンズから解放されて快適な生活を送っておられます。

また、費用は高くなりますが、レーシックの他にもICL(眼内コンタクトレンズ)のような優れた手術もありますのでそちらの項目もご参照ください。角膜が薄い、円錐角膜の可能性がある、強度近視でレーシックだと削る量が多いなど、レーシックにリスクがある方はICLという選択をお薦めします。

リスクを正しく理解し、厳格な適応検査の上で安全な手術を受けていただければ「人生が変わる」とお約束できます。
最後に、裸眼で見えないストレスをそのままにしておいていいのでしょうか?21世紀は治療ではなくて予防医学という最先端の考えを、当院理事長はじめスタッフ全員が意識して加療させていただいております。

最後までお読みいただいて少しでもレーシックというものが身近に感じていただけたら幸いです。

友愛眼科 理事長(屈折矯正手術担当) 今野 公士

予約制無料個別相談

ICL(眼内コンタクトレンズ)・レーシック無料説明会について

ICL(眼内コンタクトレンズ)・レーシック無料説明会は予約制無料個別相談に変わりました。
予約の上来院いただけましたら、執刀医にご相談できます。
適応検査も無料ですので、お気軽にご相談ください。
予約等のご相談は、電話または、メールにてお受けいたします。

よくある質問

角膜の濁りをレーザーで取り除く治療法があると聞きましたが、どの様なものですか? 健康保険は適用されますか?

A.角膜の濁りを取り除くレーザー治療を治療的角膜切除( PTK )と言います。角膜の中心部に濁りがあると眼の奥まで光が正常に届かない為に視力が出ません。この様な濁りをレーシック手術に使用するレーザー装置を使って取り除くのがPTKです。

近視の度数が強すぎる場合にはレーシック( LASIK )不適合となると聞きましたが何故ですか?

A.簡単に説明すると、近視が強い場合にはエキシマレーザーで角膜を削る量が多くなりすぎ、矯正効果が減ってくるからです。

レーシック( LASIK )の適応があるか簡単にわかる方法はありますか?

A.レーシックが受けられるかどうかの判定には、角膜の厚み(角膜厚といいます)と矯正を必要とする度数(矯正度数)がわかっていなければなりません。角膜厚は、眼科を受診して計測しないとわかりませんが、矯正度数についてはコンタクトレンズをお使いの方なら大雑把にを知ることができます。

角膜混濁はレーシックで取れるのですか?

A. 角膜の表層の混濁は、レーシックの治療で使われるエキシマレーザーを使うPTK(治療的角膜切除 )で治療できる場合があります。しかし、これは混濁が角膜の表層にある場合が治療対象となります。また、レーシック手術とは異なり角膜の蓋となるフラップを作成しません。

老眼年齢の方がレーシック( LASIK )などの屈折矯正手術を受けることは意味がないのでしょうか?

A.老眼年齢に入った方や老眼がそろそろ始まりそう…と言う年齢の方のレーシックの適応は、その方のライフスタイルによると思います。

近視の人がレーシック( LASIK )を受けると老眼が進むと言うのは本当ですか?

A. 老眼は水晶体のピント調節力が低下する加齢現象で、性別や遠視や近視などの屈折異常とは関係なく、老眼年齢になると始まってきます。しかし、近視で眼鏡をかけている方が老眼になってきても、眼鏡なしで手元が見えるので、あまり不自由を感じません。近視と老眼がある方は、近視のために老眼が打ち消され、隠されてしまうので、眼鏡を外せば手元の字を読む事ができるからです。

白内障の手術後にかなりの左右差があり、レーシック( LASIK )で治せると言われましたが、詳しく教えてください。

A. 左右の屈折度数(近視や遠視補正のための眼鏡レンズの度数 )が大き過ぎると、網膜に映る画像の大きさが違い過ぎて、眼鏡での補正ができないとか、目が疲れるなどの障害が発生することがあります。これを不同視(ふどうし )と言います。

レーシック( LASIK )後のぼやけはどの位続きますか?

A. レーシック後のぼやけは、いくつかの原因が考えられます。その原因によってもぼやけて見える期間が異なりますので、原因別に回答します。

コンタクトレンズを使う近視矯正のオルソケラトロジーは、税金の医療費控除が受けられるそうですが、同じ自費診療のレーシックはダメですか?

A. レーシック手術も医療費控除の対象になります。

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