眼瞼下垂(がんけんかすい)手術方法と効果について

眼瞼下垂について

眼瞼下垂は瞼を吊り上げている眼瞼挙筋(図1)の作用が衰えて発生する病気です。発生原因には様々なものがありますが、老化現象によるものが多く、特別な疾患ではありません。

図1

図1

一般的な眼瞼下垂の手術療法

手術を行い、眼瞼挙筋を短縮したり瞼板への接合部を移動したりして、筋肉の作用を増強します。このような手術方法では瞼の皮膚や瞼の裏側の結膜を切開する必要があります。このため、瞼が腫れる期間が長くなったり、手術の効果が安定するまでに時間がかかったりします。

瞼板通糸法による手術

瞼坂通糸法では、上瞼を裏返して結膜から眼瞼挙筋に針を通してから再び瞼板に糸を通糸し、その糸を結膜側に引き出して結びます(図2)。この操作により、図3のように眼瞼挙筋を縫い縮めたのと同じ効果が発現します。

図2

図2

図3

図3

瞼板通糸法のメリット

瞼坂通糸法では、皮膚も結膜も切開する必要がありませんので、出血が起こりにくく、腫れも少なくて済みます。また、手術が簡単で短時間で行え、腫れが少ないので、当日の眼帯が必要ないという利点があります。また、手術の効果を確認し、修正しながら、手術操作を進めていくので、術後すぐに効果を確認することができます。

 

瞼板通糸法のデメリット

板通糸法では、瞼の皮膚に切開を加えないので、腫れが少ない反面、老化現象で瞼の皮膚がたるんでいる場合(加齢性眼瞼皮膚弛緩症)には皮膚のたるみが強くなることがあります。
また、瞼板に加わる糸の効果で瞼板が内向きにたわんで逆まつげの状態になることがあります。このような場合には追加の手術が必要になる場合があります。

瞼板通糸法の副作用

眼瞼下垂手術全般に言えることですが、手術の効果が強すぎれば、目が閉じにくくなり眼球が乾燥しやすくなります。
また、瞼板通糸法独自の副作用として、瞼の裏側の糸の刺激によってゴロゴロしたり、瞼の裏側(眼瞼結膜)に眼脂がこびりつき角膜に傷がつくことがあります。これらの副作用は、点眼を使用したり、処置で治ります。

眼瞼下垂手術の注意点

また、この手術は左右の瞼の開き具合を完全に調整できるものではありませんので、瞼の開き具合に差が出ることがあります。

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