受診方法や治療に関するご相談・ご質問
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マイボーム腺と呼ばれるまぶたにある脂の分泌腺の出口が詰まり、炎症が長期間続いた結果、しこりが出来る病気です。治療は日常のケアから外科的手術まで、来院時期や経過、病気の進行度によって異なります。

マイボーム腺の働きがなんらかの原因で低下してしまっている状態を『MGD』といいます。MGDを改善するには、洗髪や洗顔と一緒で眼のまわりを毎日清潔にすることがとても大切です。
当院では、ティーツリーというアロマの成分からできた洗顔料やアイシャンプーなどで適切に洗浄していただくリッドハイジーン治療をおすすめしております。体や顔を洗うのと同様に、睫毛の根元も洗浄して清潔に保つことにより、マイボーム腺機能の回復が助けられ、霰粒腫の予防にも繋がります。日頃から行えるケアとしてぜひご検討ください。
参考:LIME研究会
LIME研究会より転載
局所麻酔で行う15分程の日帰り処置です。まぶたを切開して、しこりや膿を出し、傷口を縫って終了です。傷口は術後1週間程で目立たなくなります。

手術前

手術後1週間(抜糸後)
1〜2年で吸収されることもありますので、上記のリッドハイジーンや点眼薬で気長に様子をみていただいている方も多くいらっしゃいます。手術はお子様に多大なストレスを与えますので、どのような治療を受けさせるかは保護者の方に決めていただいております。
当院では、適応があれば、局所麻酔で手術を行っております。全身麻酔での手術が必要な場合は、適切な施設へご紹介となります。
小児の霰粒腫についてもっと詳しく知りたい方は、こちら(外部ページ:野田実香まぶたのクリニック)をご覧下さい。

初診時

2ヶ月後
※経過には個人差があります
最近では皮膚科領域のフォトフェイシャル機器を使用したIPLという治療も、霰粒腫に効果があると言われています。
当院では、日本で初めてMGDを伴うドライアイに対する治療を目的として承認されたIPL治療器のOptiLight(※1)を使用し、霰粒腫の原因の1つであると考えられている『デモデックス(ニキビダニ)』の破壊を期待する治療を行っております。
軽量なペンシルタイプ(※2)のIPLで患部を照射します。
4回を1セットとして、3~4週間おきに1回の治療をおすすめしております。

※1

※2 国内未承認

4歳 男児

5歳 女児

12歳 男児

6歳 女児


最初は恐怖心から嫌がっていましたが、「痛くない」と感想をいただきました。
治療にも慣れ、笑顔も見られました。保護者の方からも「腫れが小さくなった」と感想をいただきました。
注1:2023年4月現在IPL治療が霰粒腫に対して有効であるという明確なエビデンスはありません。※2のペンシル型の治療器具は国内未承認です。
注2:費用 1回3,000円(税込み) 自由診療のため、治療当日は点眼などの処方はできません。
注3:学会資料掲載、論文発表、当院ホームページ掲載などのために、動画撮影、性別年齢の記載をさせていただく場合があります。
IPLは新しいドライアイ治療としてもおすすめしております。お困りの際は一度ご相談下さい。
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