FAQ

白内障

白内障手術後の視力には問題ないのですが、視界の外側の端に三日月状と言うか弧状の黒っぽいものが見えます。これは異常ではないですか?

A.手術が問題なく施行されているものとして回答させていただきます。
結論から言うと、その症状は異常ではありません。

もともと9ミリ以上の直径の水晶体の袋(然も完全な円ではなく、微妙な楕円形をしています )の中に、直径6ミリ程度の小さな眼内レンズを挿入しますので、眼内レンズがぴったりと中心に収める事は難しいことなのです。微妙な位置のズレで眼内レンズの縁で乱反射した光を感じてしまい、弧状の光が見えたり、影が見えてしまうごく当たり前の現象です。

しかし、これはすべての方に発生する訳ではなく、全く同じ仕上がりの患者さまに同じレンズを挿入しても症状が出たり出なかったりしますし、両眼に手術を行っても片眼だけに起こる事もあります。


眼内レンズの中心と光の通り道である光軸の微妙なズレや、瞳と眼内レンズの距離、夜間や暗い場所での瞳の開き具合などの要素が絡み合って起こるので、対策も簡単ではありません。対策としては、眼内レンズを直径の大きなものに交換すれば目立たなくなる可能性が高いのですが、挿入したレンズを摘出して再挿入する際にトラブルが発生したり、傷口を拡げて手術を行うために乱視が強くなる事がありますので、交換はあまりお勧めではありません。また、点眼薬で瞳を縮めると、点眼が作用している間は解消されますが、夜間の運転などに支障をきたす事がありますので、主治医とよく相談してください。大部分の患者さまは、時間が経てば徐々に改善して、訴えがなくなりますので、じっくりと様子を見る事をお勧めします。

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